ゲームは、楽しいあまりつい夢中になって同じ姿勢で長く座りがちです。
実は、これが骨に良くない可能性があります。
この記事では、長時間のゲームと姿勢が骨の健康にどう関わるのか、また、どのような対策があるのかを解説していきます。
長時間のゲーム姿勢は骨にどう影響するか
ゲームをしているときは、無意識のうちに前傾姿勢になり、首が前に突き出し、肩が丸まってしまうことがあります。こうした姿勢を長時間続けると、首や背中などの筋肉や関節に負担がかかり、悪い姿勢が習慣化しやすくなります。
現時点で「ゲームの姿勢そのものが骨に直接ダメージを与える」と証明されたわけではありません。
しかし、姿勢の崩れや長時間の静止は間接的に骨の健康に影響する可能性があります。
実際、児童や思春期の若者を対象とした研究では、ゲームやスマートフォン、PC、テレビなどのスクリーンに接している時間が長いほど、骨密度や骨量が低めになる傾向が報告されています。
つまり、長時間のゲームが習慣化すると、骨の成長や健康に不利に働く可能性があります。
じっと座る時間が多いほど骨の健康に逆風?

成長期の骨は、ジャンプや走るといった体重負荷のある運動で強くなっていきます。
しかし、長時間ゲームに集中して座って過ごす生活は、こうした刺激の機会を減らすことにつながります。
骨は適度な負荷や刺激を受けることで強くなる性質があるため、刺激不足は骨の健やかな成長を妨げる要因となりかねません。
さらに、屋内で過ごす時間が長くなると日光を浴びる機会が減ります。
紫外線を浴びることで体内ではビタミンDが合成されますが、この機会が少なくなると、ビタミンD不足につながりかねません。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける重要な栄養素であり、不足すると骨に十分なカルシウムが取り込まれにくくなります。
ゲームする際の工夫が将来の健康づくりにも役立つ
座るときは骨盤を軽く背もたれに当てて深めに腰掛け、背筋を伸ばすように意識しましょう。
画面は目線の高さに合わせ、肩をすくめないことも大切です。
また、30〜60分ごとに立ち上がり、軽く体を動かすことで血流や筋肉の働きを保つことができます。
さらに、短時間でも屋外で体を動かす習慣を持ち、日光に当たる時間を意識的に確保しましょう。
こうした工夫は、ゲームを楽しみながら無理なく骨の健康を意識するためのヒントになります。
食生活で骨の基礎を整える

骨をつくるための基本は、日常の食事にあります。
特にカルシウムとビタミンDは骨の強さを支える栄養素として欠かせません。乳製品や小魚、緑黄色野菜などからカルシウムを、魚やきのこ類からビタミンDを取り入れることが推奨されます。
さらに注目されているのが、牛乳にごくわずかしか含まれないたんぱく質「MBP」です。「MBP」は破骨細胞(古い骨を壊す細胞)と骨芽細胞(新しい骨をつくる細胞)に作用し、骨代謝のバランスを整えるとされています。
ゲームや室内生活が多く、運動や日光の機会が不足しがちな人にとっても、毎日の食生活に「MBP」を含む食品を取り入れることは、骨の健康を支えるひとつの方法になるでしょう。
ゲームを楽しみながら健康のためにできること
長時間のゲームは、前傾や同じ座位の継続につながりやすいものです。座り方と画面の高さを整え、一定時間ごとに立ち上がるなどの工夫を意識しましょう。
また、屋外での活動時間を確保して日光に当たる、食生活でカルシウムとビタミンDを意識する、乳由来のたんぱく質「MBP」を含む食品を取り入れるなどの工夫も有用です。
ゲームを楽しみながら、健康のためにできること、今日から始めてみませんか。





