なんとなく、「ダイエットに向いてそう」そんなイメージのあるヨーグルト。漠然とそう思っていても、ヨーグルトの具体的な効果は知らない…という方は多いかもしれませんね。
今回は、ダイエットにおすすめのヨーグルトについて、効果や食べるタイミング、選び方などを紹介します。
ダイエット中に嬉しいヨーグルトの効果
ダイエット中に嬉しいヨーグルトの効果とは、どのようなものがあるでしょうか。5つの効果に注目してみます。
腸内環境が良くなる
私たちの腸内には100兆個もの細菌がいるといわれており、「善玉菌」と「悪玉菌」、中間的な「日和見菌」の3種類が存在します。
これらの細菌がバランスを取ることで腸内環境を良い状態に保てるのですが、食生活の乱れやストレスで悪玉菌が優勢になると、身体に悪い影響を与えます。例えば、肌が荒れたり免疫力が低下したりといったトラブルが起こるのです。
そうならないためには、善玉菌を増やしたいところ。ヨーグルトには善玉菌の一種である乳酸菌が多く含まれているので、善玉菌が優勢な良い腸内環境へと調整してくれます。
免疫力アップ
ダイエット中の偏った食事は、免疫力が低下する原因になることも。免疫力が下がるとウイルスにも感染しやすくなるので注意が必要です。健康的にダイエットをするには、免疫力を下げないよう工夫しなければいけません。ヨーグルトに含まれる乳酸菌で腸内環境が良くなると、免疫力がアップします。
基礎代謝アップ
腸内環境が整うと腸の動きが活発になり、基礎代謝もアップします。基礎代謝が高いと多くのカロリーが消費されるので、太りにくい身体に近づけます。
便秘の解消
便秘は体調不良や肌のコンディションが乱れる原因になることも。それだけでなく、代謝機能の低下も引き起こすと考えられています。代謝が下がると消費カロリーも少なくなるので、ダイエットにおいて便秘は大敵です。
肌の健康をサポート
ダイエット中はカロリーを気にして野菜ばかり食べるという方もいるかもしれません。けれど、それではたんぱく質不足になってしまいます。ヨーグルトはたんぱく質も補える食材です。
たんぱく質は、食欲を抑制したり代謝をアップしたりといった、ダイエットに嬉しい効果が期待できる栄養素。それだけでなく、肌や髪の健康を保つ効果も期待できます。
ダイエット中に食べるならどのタイミング?
ヨーグルトを食べるタイミングはいつでもOKですが、ダイエット中におすすめなのは夜。腸が最も活発に活動するのは、起床から15~19時間後といわれているからです。この時間帯を「腸のゴールデンタイム」と呼びます。朝7時に起きたとすると、夜10時から深夜2時が腸のゴールデンタイム。
そして、胃酸に弱い乳酸菌を生きたまま腸に届けるには、胃酸の影響が少ない食後に食べるのがおすすめです。寝ている間に腸内環境を整えて、太りにくい体質になるよう働きかけてくれます。
また、身体を冷やす食べ物は避けているということなら、ヨーグルトを人肌程度(40℃まで)に温めるのも良いでしょう。60℃を超えると乳酸菌は死滅するといわれているので、温めすぎには注意が必要です。
どれも同じではない!?目的に合ったヨーグルトを選ぼう
たくさんのヨーグルトが販売されていますが、メーカーや商品が違うだけと思っていませんか?
ヨーグルトに入っている乳酸菌は、どれも同じではありません。中には内臓脂肪を減少させる「ガセリ菌SP株」など、固有の機能を持っている乳酸菌もあります。
乳酸菌によって働きや効果が変わるため、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
腸内環境は個人差あり!2週間は試そう
腸内環境は個人差が大きく、腸内細菌の構成は人によって異なります。どのバランスで構成されるのがベストなのかも人それぞれ。自分の腸内環境に合うヨーグルトを見つけることが大切です。
乳酸菌が腸内に定着するには2週間ほどかかるといわれています。まずは、気になったヨーグルトを2週間試してみましょう。2週間が経って、体調に良い変化が見られたらピッタリのヨーグルトに出会えたということ。毎日の習慣にして、継続的に摂ることが大切です。変化が見られないようなら、商品やメーカーを変えて試してみましょう。
腸内環境を整えたり、免疫力アップの効果があるヨーグルトを取り入れて、健康的にダイエットを成功させたいですね!