健康に良い間食と悪い間食とは?間食で骨を強くして健康を守る!

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間食(おやつ)は健康に良くないからやめたほうがいい?いえいえ、そんなことはありません。健康に良い間食もあります。
健康に良い間食と悪い間食は何が違うのでしょうか。また、骨に良い間食とは?間食と健康について考えます。

なぜ間食(おやつ)が健康に良くないイメージがあるの?

「間食(おやつ)は良くないものだからできれば避けるべき」という意識の人は多いと思います。罪悪感を覚えながら間食をとっている方もいるでしょう。しかし、間食自体が悪いものというわけではありません。

間食が良くないイメージであるのは、間食=砂糖や油がたくさん入っているお菓子を食べること、いう発想だからかもしれません。たしかに、砂糖だらけのお菓子やスナック菓子はカロリーが高く栄養が少ないため、身体に悪い影響を及ぼすものもあります。

間食自体は健康に良い面がある

そもそも、間食(おやつ)とは、食事と食事の間に食べるということを指します。
おやつは、江戸時代の時刻の数え方として「やつどき(現代の午後2時頃)」に食べることが語源として知られています。現代では午前中に食べても午後に食べてもおやつですね。

間食自体には健康に良い面もあります。間食で極端な空腹状態やストレスを防ぐと、食事における暴飲暴食を避けやすくなります。空腹状態で食べたときは血糖値が急激に上がり、それが太る原因にもなりますが、間食をとることで血糖値の急上昇を防ぐことができるともいえます。
また、食事の栄養が足りなかった場合、間食で栄養を補完することができます。仕事や勉強の合間の間食はリラックスやリフレッシュの効果もあります。
このように、間食自体は健康に良い面もあります。

問題は、間食の食材が健康に良いかどうかです。
特に注意したいのは未成年者の間食です。とある研究では、高校生の間食は自分の意志より家庭や学校の指導の影響が大きいことが分かっています。

健康に良い間食の食材とは?

健康に良い間食の食材とは具体的に何でしょうか。代表的な食材をご紹介します。

チーズやヨーグルトなどの乳製品

乳製品は間食に非常に良い食材です。カルシウムの宝庫で、かつ、他の食材よりもカルシウムの吸収率が良いため、効率的にカルシウムを補給することができます。また、乳製品には健康に重要なたんぱく質も含まれています。

卵は、ビタミンBやカルシウム、鉄、亜鉛、必須アミノ酸などが入った完全栄養食と呼ばれます。それでいてカロリーが高くないため、間食に適した食材です。

果物

果物は、それ自体の甘みで満足感が得られますが、その甘味成分としてショ糖(いわゆる普通の砂糖)よりも果糖が多く含まれるので、血糖値が上がりにくいのです。

ナッツ類

ナッツには良質な脂質が含まれることは最近よく知られるようになりましたが、ほかにもマグネシウムが多く含まれ、栄養価が高い食材です。

間食は骨を強くするチャンス!

上に挙げた食材のうち、乳製品や卵にはカルシウムが含まれ、また、ナッツにはマグネシウムが多く含まれます。マグネシウムはカルシウムと一緒に骨を作る役割があります。
こうして考えてみると、間食は骨を強くするチャンスといえます。

骨を強くする栄養素としては、カルシウムやマグネシウムのほかに、ビタミンDやビタミンKもあります。ビタミンDはカルシウムの吸収率を上げる役割があり、ビタミンKは、たんぱく質の働きを活性化するとともにカルシウムを骨に沈着させ、骨代謝のバランスを整える役割があります。

骨や筋肉の健康に役立つ間食の食品

間食に向いた食材としてご紹介したヨーグルトやチーズなどの乳製品は、骨や筋肉など身体の健康に非常に役立ちます。こうした食品には、非常に多くの種類が存在しますが、間食として簡単に食べられることが大切です。特に、チーズは様々な種類や形がありますが、加工せずに手軽にそのまま食べられる個包装タイプのチーズなどは間食向きです。また、少量に分けられている小分けの製品は、過食を抑制しやすいので間食向きといえます。

ナッツの場合、いろいろな種類のナッツが入っているミックスナッツとして販売されている製品が、さまざまな栄養を一度に摂取できるので間食におすすめです。

まとめ

間食は、それ自体が悪いものというわけではありません。暴飲暴食を防いだり、食事で足りない栄養を間食で補完するといった、健康に良い面も間食にはあります。
重要なのは、間食に適した食品を適度な量食べることです。ヨーグルトやチーズなどの乳製品やナッツは栄養価が高く、骨や筋肉の健康に役立ちますので間食で積極的にとりたい製品です。
身体に良い間食を楽しみましょう!

医療系広告代理店勤務を経て、某医療雑誌の編集長。専門医向けの国際学会の記事から一般向けの病気解説まで幅広く対応。その傍ら、クリニックのHPのリニューアルにも従事し、最近ではメダリストのインタビューや自動ドア関連コンテンツなど医療以外の分野も様々手がける。

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