運動しないと、筋肉だけでなく骨密度も低下する?

FacebookTwitter

骨と運動の関係とは?

骨粗しょう症予防3原則(食事・運動・日光浴)の1つに運動があるように、骨と運動、そして筋肉には密接な繋がりがあります。これは、骨や筋肉は使わないとどんどん衰えていってしまうためで、適度に刺激を与えることによって健康な状態を保つことができるからです。たとえば、宇宙飛行士が無重力空間で何ヶ月も過ごすと筋肉が衰えてしまう、と言うお話を皆さんもお聞きになったことがあると思いますが、実は骨密度もどんどん落ちてしまうのです。あまりにも急激に骨密度が低下し、骨から血液中にカルシウムが溶け出してしまい、そのカルシウムが固まり、尿路結石になってしまう宇宙飛行士も多いとか・・・。
そのため、宇宙飛行士は宇宙ステーション内で毎日1~2時間はトレーニングに励み、骨密度と筋肉量の低下を防いでいるそうです。なお、宇宙飛行士とは逆にスポーツ選手の骨密度は一般の方よりも高めで、特に重量挙げの選手のように、筋肉隆々で重いものを持ち上げるような競技選手は、スポーツ選手の中で最も骨密度が高いことで知られています。

骨と筋肉、両方強くすることが大切

また、筋肉は歩行能力やバランス能力などにも深く関わっているため、筋肉が衰えてしまうと転倒のリスクも高まります。いくら骨密度が高くても、強い衝撃が加わってしまうと骨折する可能性が高くなってしまいますから、骨だけではなくそれを支える筋肉も強くすることが重要です。筋肉をつけるためには、栄養素の中でもたんぱく質がとても重要です。牛乳・乳製品はたんぱく質を豊富に含み、カルシウム含有量も高いため、骨密度や筋肉量の低下を防ぐためには最適な食品といえます。適度な運動とともに、毎日の食生活の中に上手く取り入れながら、いつまでも健康に過ごしたいものですね。

「骨太な未来プロジェクト」は、人生100年時代の今、子どもから大人まで、 元気で活発な日本にしていきたいという思いから、やりたいことに挑戦する人を骨の健康を通じて応援するプロジェクトです。

コラム記事ランキング

あわせて読みたい

骨のケアには
食事+運動と日光浴!

骨の健康を維持・強化するために、カルシウムの摂取はとても大切です。
カルシウムは、体内に吸収されにくいため、摂取されても多くは排出されてしまいます。意識して食事からカルシウムを摂取する。そして、体内に吸収、定着しやすくするために日光浴、バランスの取れた食事、適度な運動も大切です。

骨代謝を改善し
手軽に骨ケア
「MBP」とは

「MBP」は、牛乳にわずか0.005%しか含まれていない希少なたんぱく質です。骨をこわす力とつくる力のバランスを調整して、骨の新陳代謝を改善してくれるのが「MBP」なのです。

おすすめリンク

プロジェクト推進