「骨格診断」という言葉を聞いたことがありませんか? モデルさんが着ている写真を見てよいと思って買ったのになぜか似合わない…。同じくらいの身長や体型なのになぜかしっくりくる着こなしができていない…。それは、骨格タイプが違うからかもしれません。この記事では、骨格診断とは何か、骨がどう見た目や印象に影響しているのかについて解説していきます。
近年注目される「骨格診断」って何?
ファッションの分野で聞かれるようになった、骨格診断。自分が生まれ持った骨格の特徴ごとに、似合うスタイルやファッションを診断するものです。自分の骨格を知るには、基本的には専門家である骨格診断アドバイザーが、見た目の特徴、骨の形などを見てタイプに当てはめて診断してもらいますが、簡単なセルフチェックでも大まかに知ることができます。骨格診断は、年齢や体型に関係なく、基本的には変わりません。
自分の骨格タイプを知るとこんなメリットが
自分の骨格タイプを知ることのメリットは、自分が一番きれいに見える服のデザインや素材がわかるということです。骨格、筋肉や脂肪の付き方などによって身体のラインや質感は異なります。自分の欠点や気になるところをうまくカバーして、長所を活かした似合うものがわかるので、スタイルが良く見える着こなしができます。
今まで似合うものがわからず「なんとなく良さそう」と選んでいたり、どちらのデザインがよいか迷ってわからなかったりしたものが、理論的に自分に似合うデザイン、雰囲気、素材のものを選ぶことができるのです。今までより垢抜けて印象がアップする、着痩せして見えるなど、ファッションの幅が広がります。
骨格診断のタイプ&似合うスタイルは?
骨格診断の結果は、「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分類されます。
①ストレート
<特徴>
身体に厚みがあり、筋肉が付きやすく、立体的でメリハリがある。上半身に重心があり、ヒップにもボリュームがある。下半身は、膝から下がスラっとしている。肌は、ハリや弾力がある。
<似合うスタイル>
骨格診断では重心をどこに置くかがポイント。なるべく上半身に重心を持ってこない=胸の厚みが強調されないように、首元はスッキリとしているものがおすすめ。タイトスカートやストレートパンツなどで身体のメリハリを活かし、タテのラインを意識する。装飾が少なくシンプルなデザインが〇。
②ウェーブ
<特徴>
身体の厚みが薄く、筋肉よりも脂肪が付きやすい。華奢で骨が細く、やわらかい曲線的なイメージ。下半身に重心があり、ヒップは平たく腰が横に広がっている。太ももが細めで曲線的なライン。肌はやわらかい質感。日本人に多いと言われるタイプ。
<似合うスタイル>
身体の薄さや柔らかさを活かした、リボン、フリルなどふわっとしたデザインや、シフォンやレース、モヘアなどのふんわり素材感が合う。ウエスト位置が低めで細めなので、ハイウエストでぴったりフィットするもの。
③ナチュラル
<特徴>
筋肉や脂肪の丸みがなく直線的で骨格フレームのあるスタイリッシュな体型。肩や手首、膝や足首などの骨の関節がしっかり見え、重心は偏っていない。肌は、ドライでさらっとした印象。
<似合うスタイル>
中性的な雰囲気を活かしたカジュアルなスタイルが良い。ラフでリラックス感のあるデザイン、ゆったりとしたサイズ感、モード系や個性的なデザインのものも合う。ボーダー柄、ざっくりニット、リネン素材などがおすすめ。
<参照>骨格診断アナリスト認定協会
https://fashion.or.jp/
骨はファッションや美容にも影響する
生まれ持った体質が違うように、骨格も人それぞれ。自分の見た目やスタイルに、骨がどう影響しているのか、自分の身体を知るきっかけのひとつとして、ぜひ自分の骨格タイプを確かめてみましょう。骨は健康だけでなく、見た目や美容にも関わっているので、外からだけでなく骨の強度や質といった内側にも目を向けてみてください。
<参考>